2020年度事業計画書

202041日から2021331日まで)

 

特定非営利活動法人フードバンク京都

 

1       事業の方針

特定非営利活動法人フードバンク京都は201810月に発足以来「もったいないからありがとうへ」を合言葉に、年間約650万トンも破棄されている食品を、少しでも有効活用するための活動を進めてきました。

活動3年目の今年度は、新型コロナウイルス感染症の広がりが国民の暮らしに大きな影響を与えています。とりわけ社会的に弱い立場にある人たちへの深刻化が予想されます。

フードバンク京都はまだまだ小さな組織ですが、食べ物を通して必要とされる人たちへの支援の活動を継続、発展させて行くことを基本に、地球環境維持のSDGsなどの取組も進めていきたいと考えます。

そのために、設立趣旨や定款に基づいて以下の事業を進めます。

(1)     社会福祉施設及び要支援者への支援を行っている団体への食糧提供事業

(2)     行政機関などからの要請に応えて、要支援者への食糧を手配する緊急支援事業

(3)     個人、団体、企業からの食糧の引き取り事業

(4)     支援農産物の確保のための自主農園での生産事業

これらの事業を発展させるために、次の活動を重点に取り組んでいきます。

 

❖食品の回収量を増やします

支援活動を発展させるためには、食品の確保が不可欠です。昨年度もフードドライブ運動に参加してくださる個人、団体は広がりました。この運動で提供される食品が当法人の活動を支えてくれています。今年度も「思いやりのこころ」を集めるこの取組を強めていきます。

法人や企業からの提供の増大も目指します。また、支援先からの要望の強いパンを安定的に確保できるように、メーカーや販売店への働きかけを進めていきます。

 

❖広報活動を強化します

より多くの人たちにフードバンク活動を知っていただくために、新しいパンフレットとチラシを作成します。活動状況をお知らせする通信「もったいないからありがとうへ」の発行も継続します。また学校や団体などの要望に応えて講話を行う機会を重視します。

 

❖他団体との連携を進めます

「食品ロス削減推進法」「SDGs」などフードバンクを取り巻く環境は変化しています。これらに適切に対応していくためにも、「全国推進フードバンク協議会」など関連団体との連携を強め、行政機関などが開催するイベントや情報交換会などにも積極的に参加します。

 

❖自主農園での生産活動を発展させます

新鮮な農産物の提供は支援先からも大変喜ばれています。農薬や化学肥料の使用が一般的な中で、有機農法の専門家からの指導を受けての、安心で新鮮な農産物の生産事業は当法人の特異な活動です。その発展のために、電源の確保、倉庫の補強、トイレの設置など資材や施設の充実も目指します。

 

❖組織基盤の強化を図ります

活動を進めていくためにはマンパワーの強化が不可欠です。会員及びボランティアの拡大をすすめるとともに、定例のミーティングで関連分野の学習会も実施します。

また、活動資金の確保も重要です。資金面で応援してくださる賛助会員を増やすとともに、補助金の活用も検討します。又、寄付も募っています。振り込み口座はゆうちょ銀行

記号:14450 番号:43891781トクヒ)フードバンクキョウトです。どうぞよろしくお願いいたしま

す。当法人の活動は、個人、団体、企業の連携や参加がなければ継続できません。皆様のご協力とご支援をお願い申し上げます。

 

2 事業の実施に関する事項

 

事業名(定款に記載した事業)

    社会福祉施設及び要支援者への支援を行っている団体等への食糧提供事業

具体的な事業内容

母子支援施設、児童養護施設、自立支援ホーム、子ども食堂の他、炊き出しなどで困窮者への支援活動を行っている団体への食糧支援を行う

(A)当該事業の実施予定日時

毎月

(B)当該事業の実施予定場所

京都府内の各施設

(C)従事者の予定人数

月毎約30

(D)受益対象者の範囲

施設などへの入居者や利用者

(E)予定人数

月毎約1000

事業費の予算額

80,000

 

 

事業名(定款に記載した事業)

    行政機関などからの要請に応えて、要支援者への食糧を手配する緊急支援事業

具体的な事業内容

行政機関を通じて、困窮状態に陥った個人へ出来るだけ迅速に支援食糧を届ける

(A)当該事業の実施予定日時

毎月

(B)当該事業の実施予定場所

京都府内

(C)従事者の予定人数

月毎約15

(D)受益対象者の範囲

行政機関が支援を必要と判断した個人

(E)予定人数

月毎約40

事業費の予算額

55,000

 

 

事業名(定款に記載した事業)

    個人、団体、企業からの食糧の引き取り事業

具体的な事業内容

フードドライブ、災害用備蓄食料、余剰食品など無償で提供していただける食糧を引き取る

(A)当該事業の実施予定日時

毎月

(B)当該事業の実施予定場所

主に京都府内

(C)従事者の予定人数

月毎約30

(D)受益対象者の範囲

支援が必要な個人、施設などの入居者や利用者

(E)予定人数

月毎約1000

事業費の予算額

25,000

 

 

 

事業名(定款に記載した事業)

    支援農産物の確保のための自主農園での生産事業

具体的な事業内容

無償貸与を受けている農園で、有機農法の専門家の指導も受けて、より安心な農産物を生産する

(A)当該事業の実施予定日時

毎月

(B)当該事業の実施予定場所

京都市西京区大原野上羽町

(C)従事者の予定人数

月毎約30

(D)受益対象者の範囲

①と②の事業の対象者

(E)予定人数

月毎約1000

事業費の予算額

89,000


第二号議案 2019年度の事業計画書

 

 

 

 

1 事業実施の方針

  フードバンク京都は、支え合う心で満ちあふれる社会の実現を目指して、一歩でも前進することを願いつつ、設立趣旨や定款等に基づいて、以下の取り組みをします。

(1)社会福祉施設や要支援者を支援している団体への食糧提供

(2)行政機関からの要請に応える緊急支援

(3)個人、団体、企業からの食糧引き取り

(4)自主農園での農産物生産

 以上の取り組みを実現するため、今年度の重点目標は、「フードバンク京都」自身の強化をはかることです。そのため、以下の活動を重点的に実施します。

◇フードドライブの活性化

◇各企業・大学への働きかけや連携

◇広報活動(パンフ・チラシ・広報誌の発行、ホームページの充実)

◇全国組織への加入の検討

 

2 事業の実施に関する事項

 特定非営利活動に係る事業

事 業 名

(定款に記載した事業)

具体的な事業内容

(A)当該事業の

実施予定日時

(B)当該事業の

実施予定場所

(C)従事者の

予定人数

(D)受益対象

者の範囲

(E)予定人数

事業費の予算額

(単位:千円)

  社会福祉施設及び要生活支援者への支援を行っている団体等への食糧提供事業

母子支援施設、児童養護施設、自立支援ホーム、子ども食堂の他、炊き出しなどで困窮者への支援活動を行っている団体への食料の提供を行う

A)毎月

B)京都市、宇治市、亀岡市、向日市の各施設

C)月毎40

D)施設などへの入居者や利用者

E)月毎500

50

  行政機関などからの要請に応えて要支援者への食料を手配する緊急支援事業

福祉課や生活支援センターから、困窮状態に陥った個人への支援要請に応えて、できるだけ迅速に緊急支援食糧を届ける

 

A)毎月

B)京都市、宇治市、亀岡市、向日市、八幡市など

C)月毎15

 

D)行政機関などが支援が必要と判断した個人

E)月毎40

 

  個人、団体、企業からの食糧の引き取り事業

個人、農産物の生産者、食品生産企業、小売りスーパーの他、学校法人や病院などの災害用備蓄食糧、京都マラソンなどイベントでの余剰食糧など無償で寄贈していただける食糧の引き取り

A)毎月

B)京都府内、長野県

C)月毎20

D)施設などへの入居者や利用者

E)月毎500

50

  支援農産物の確保のための自主農園での生産事業

無償で貸しいただいている農園で、自然農法の専門家の指導を受けながら、より安心な農産物を生産する

A)毎月

B)京都市西京区大原野上羽町

C)月毎20

D)①と②の事業の対象者

E)月毎200

100

 

(備考)

1 設立当初の事業年度の事業計画書及び翌事業年度の事業計画書は、それぞれ別葉として作成する。

2 2は、(1)には特定非営利活動に係る事業、(2)にはその他の事業について区分を明らかにして記載する。

3 2(2)には、定款上「その他の事業」に関する事項を定めているものの、翌事業年度にその他の事業を実施する予定がない場合、「実施予定なし」と記載する。